新しく張ったばかりの『3弦』がキレた!

『3弦』はそのキレ際に言った

『私は1弦ではない!』

…。



どう云うことだ?

そんなのは当たり前!

さすがに素人の私にも分かる。

『3弦は1弦ではない』


すると、不穏なオーラを発する物が!?

先程まで、私をサポートしチューニングをしていた『チューナー』だ!

『フフッ!これだから素人は(笑)』

『ちょっと錬が出来たくらいで調子に乗るから(笑)』

『中途半端に念を納めた奴の末路は決まって同じだな(笑)』

!?

どう云うことだ?

私は錬をし集中していた。
まして、チューナーのモニターにある針から目を離さなかった!

確かに私は未熟だが、意識は集中していたぞ!

『だから、それが甘いんだよ?』

『おまえ、凝はしていたか?』

『念使い同士が対峙したときの基本だろ?』

『お前は、慢心してそれを怠ったのだ!』

『それが、お前の敗因だ!』

!!

なんだと!?

私は、とっさに『目』にオーラを集中しチューナーを見た!

そこに見えたものは『数字』

確か、ヒソカの野郎も同じ様なことを…。

しかし、その数字がなんだと云うのだ?

メーターの針は確かに真ん中付近を指していた!
私は、其処をめがけ照準を合わせていた!
間違いなくな。

しかし、その数字が変化する。

しかも1~6の間で…。

!?

まさか!

『そうだよ!』

『お前は見ていなかったんだ!』

『本来なら凝を行い見逃すことの無い物をな!』

『3弦は1弦では無いのだよ(笑)』

『私の能力は』

『近付くものを引き寄せるのだよ!』

『決して相手側に寄り添うことはないのだ』


この時、私は激しく後悔した!

このチューナーを甘く見ていた!

説明書というものがありながら、凝で説明書かチューナーを良く見ていれば…。


どうやら、チューナーは相手の周波数付近に合わせることが出来る『変化系』の念の使い手のようだった。


次回予告
『チューナー×魔闘家鈴木×誰だそれ!?』

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